素材について
その素材は本当にオーガニック?
最近では身の周りの下着や衣類・タオルなど、近くのコンビニやディスカウントショップで驚くほど安い価格で販売されていて、いつでもお手軽に購入する事が出来る時代になりました。さらにオーガニックコットンと表示された低価格の商品まで現れています。 でも果たしてそれは本当のオーガニックコットン?
よ~く考えてみて下さい。大手下着メーカーが全くと言ってよいほどオーガニックコットンを扱わないのは何故か?
実際には国内NO、1メーカーから一時的に販売された事もあるのですが、すぐに撤退をしています。LINでも仕入れ交渉を行いましたが丁重に断られました。
オーガニックコットンは通常綿よりも相当に仕入コストが高く、製品化する際にも品質を保つためにケミカルな加工を控えなければならない為、手間が掛かり過ぎて採算が合わないからです。 さらに染色に伴う華やかな色彩を表現する事が出来ないので、どうしても落ち着いた(地味な)下着になってしまい、メーカーとして販売計画は立てても実施に至らないというのが真相ではないでしょうか。
また一部業者の中には、原綿にオーガニックコットンを使っていながら、製造段階でケミカル加工を施して華やかなオーガニックコットンとして販売している場合もあります。彼らの言い分は「実際にオーガニックコットンを使っているのだから、それで良いでしょう」というものです。
選ぶのはそれぞれ個人の自由ですが、化学処理を行ってしまったオーガニックコットンを選ぶくらいならば、普通にコットン素材の製品を選んだほうが経済的にもデザイン的にも賢明な選択だと思うのですが如何でしょう。
あまりに美しいカラフルなオーガニックコットンを見かけたら、ちょっと考えてみて下さいね。