素材について
紫外線対策
日焼けのイメージは昔、小麦色の肌や元気の象徴と言われていた時期もありました。
実際、体内で骨をつくるために必要なビタミンDを作るのを助けるなど役にたつ事もあるのですが、紫外線に当たりすぎるのはかえって体に良くありません。
日焼けは私達の体が紫外線による被害を防ごうとする防衛反応なのです。
私達の日常生活の中では日光消毒とも言われますが、洗濯物や布団を日干しにしたりするのが昔からの生活の知恵としてあるように、殆どの病原菌が「強い紫外線」に当たると死んでしまうほどあらゆる生物に大きな影響を及ぼす程の力を持っているのです。
そのような人体にも大きな影響を与える紫外線ですが、地球のはるか上空にあるオゾン層が”有害な紫外線”を吸収してくれていました。
ところが近年、人間が大気中に出したフロン等が原因でオゾン層の破壊が進んでおり、地球規模で塩素原子を含むフロンなどの抑制、規制等の対策がとられています。
ちなみに、オゾン層を地上で同じ1気圧に圧縮すると厚さ3mmの膜になるそうで、この薄い膜が地球上の生命を守っているのです。
紫外線が人体に与える影響について、関係していると思われる皮膚の病気は
1、シワ(菱形皮膚)
2、シミ、老人斑
3、良性腫瘍
4、前がん症
5、皮膚がん 等があります。
これら紫外線による影響を防ぐ方法は、ズバリ紫外線を浴びない事なのですが、私達の日常生活で紫外線を避けるために「外出をしない」事ができる方は殆どいらっしゃらないはずです。したがって紫外線についての正しい知識を持ち行動する事が大切になってきますね。
紫外線の浴びすぎを防ぐための対策として、やはり一番には直射日光下での活動はできるだけ控えることで、紫外線の強い時間帯(正午前後)を避けて行動をすることです。
次に
1、しっかりした生地の衣服を着る
2、帽子をかぶる。
3、サングラスを利用する
4、日傘を使う。
5、日陰を利用する。
6、日焼け止めクリームを上手に使う などです。
この中で、しっかりした生地の衣服を着るとは しっかりした織目あるいは編目を持つ物を選ぶことにより紫外線が皮膚に到達する量が少なくなります。
色は出来るだけ濃いもので、木綿やポリエステル木綿混紡の生地が紫外線防止に適しています。
(当店ではカカオが特にお勧めです)
インターネットでは随時、紫外線情報をだしているのでご利用ください。