素材について
オーガニックコットンのQ&A
Q:綿の種類は?
A:綿花栽培の本場アメリカでは、綿の種類を次の5つに分類しています。
1.コットン : 普通綿
2.トランジショナル コットン : オーガニック(有機栽培)に転換中の農地で栽培された綿花で、栽培方法はオーガニックコットンと同じであるが、定められた3年が経過していない
3.カラード コットン : 茶色をしたアプランド綿と緑色の綿(当店での呼び名はカカオです)
4.グリーン コットン : 綿花の製造工程で、化学薬品を使わずに天然染料で染めたもの
5.オーガニック コットン :(有機栽培綿)3年間農薬や化学肥料を使わないで栽培された農地で、農薬や化学肥料を使わないで生産された綿花の事
当店では5.のオーガニックコットンの下着を販売しています。
Q:洗濯の仕方は?
A:基本的には普通綿と同じ扱いで結構です。
但し、塩素系漂白剤の使用は禁物です、そして高温乾燥機の使用もお控えください
Q:アトピー、敏感肌、乾癬、等に対してどの様な治療効果がありますか?
A:オーガニックコットンは治療効果のある衣料品では無く、安全な衣料品と言うことです。
水に例えると、化学薬品によって殺菌消毒を行った水道水と、不純物が雑じらない事を3年間に渡って公的機関によって確認された後に採水された天然水とでも言うのでしょうか。
特効薬の無いデリケートなお肌に、これから先ずっと使うならどちらを選びますか?
Q:染色方法は?
A: オーガニックコットンには染料についても厳しく制限されています(もちろん化学染料は一切使われていません)。
彩土染めと言う染色法で、厳選された天然の土(ピンク色にはオーストラリアのエアーズロックの土も使われているんですよ^^)を精製した染料を使って染められています。
皮膚を刺激するカチオン系柔軟剤も使用禁止されており、ホルマリンの発生源となる薬品も一切使われていません。
つまり、オーガニックコットンの衣料品に特別カラフルなデザインが少ないのは以上のような理由があるからですね。
Q:何故、値段が高いのですか?
A: 普通綿の下着は値段が安いのに、オーガニックコットンの下着は何故高いの?と良く聞かれます。
商品価格の設定には生産から始まって製造、流通等、複雑な要素が組み合わさって最後に販売価格として公表に到るわけですが、オーガニックコットンの場合には、普通綿と比較すると生産の段階からポリシー(政策、策略、事を行う際の方針)が違うのです。
普通綿は、早く作ってたくさん生産して安い値段で世の中に流通する事のできる製品として世界中の人達から認知されています。
安くて着心地が良いから売れる、売れるからもっと生産する。
オーガニックコットンの場合、生産に於けるあらゆる過程に制限を設けて”厳選”された製品を作り上げていく為に、大量生産というコストダウンのための有効な手段が使えない。
それ以外に考えられる部分もあるのですが、大きな理由は以上のとうりです。